外国人に人気の観光地は?|JAPAN RAIL PASS、体験とは?
民泊ビジネスの収益を出すポイントは、やはり立地だ。
訪日外国人観光客が訪れる観光地を知る必要がある。
その観光地周辺に宿泊場所を探せば必ず収益は出せるはずだ。
国土交通大臣に認定された11件の広域観光周遊ルートがあるから
それを参考にするといい。
外国人観光客に人気の広域観光周遊ルートとは?
コンテンツ
日本列島全体にわたり、外国人観光客に人気の広域観光周遊ルートが網羅されている。
その中で最も人気のあるルート3つを紹介しよう!
このルートは、我々日本人にも十分魅力的な観光地だ。
外国人観光客に人気のゴールデンルートは、関西と関東に分けられた
一つ目は、今まで、最も人気のあった訪日外国人の観光ルートは、ゴールデンルートだ。
東京を出発点として~箱根~静岡(富士山)~京都~大阪が最終地点になる。
日本を代表する大都市や観光スポットを回り効率良い旅ができるので人気のあるルートだ。
そのゴールデンルートは、関西と関東に分けられたようだ。
新しく認定された広域観光周遊ルートは、
関西は、「美の伝説」ーーーー 『世界遺産と絶景』
『伝統と自然の美の競演』の2つのコース
関東は、「東京圏大回廊」ーーーー『自然大回廊(太平洋)コース』
『江戸文化回廊コース』の2つのコース
というテーマでモデルコースが作られている。
これを参照して物件選定に利用してみるといい。
外国人観光客に人気のドラゴンルート(昇龍道)
2つ目のこのドラゴンルート(昇龍道)は、
中部地方の愛知県を出発し岐阜県、富山県、石川県を南から北へ縦断する観光ルートである。
この地域は、2015年3月14日に長野駅から金沢駅まで
北陸新幹線が開業したことにより、
外国人観光客の増加が顕著に見られる。
それ以前、1997年に北陸新幹線は、東京駅から長野駅までは、
「長野新幹線」として部分開業していた。
2015年3月開通の新しい北陸新幹線、新型新幹線車両「E7系」は、
まさにすごいスピードで
東京駅から金沢駅まで最短で2時間28分で到着するという。
このような交通機関の発達により訪日観光客も増加したのだろう。
そのほかに、中部地方の観光名所が各地に点在していることも
外国人観光客の増加につながっている。
伊勢神宮、名古屋城、松本城、立山、黒部のアルペンルート、
白川郷、金沢の兼六園などの有名な観光地が存在している。
その中に4つのモデルコースが組み込まれている。その一つを紹介しよう!
名古屋を出発点として最後は、龍の頭の格好をした能登半島に向かって
登っていくような神秘的な龍にみたてたルートを
ドラゴンコース「伝承空間への誘い」としている。
中国発祥の伝説上の龍は縁起がいいので
中国人観光客に人気があるようだ。
外国人観光客のリピーターに人気の新ゴールデンルート
3つ目は、広域観光周遊ルートのテーマ「せとうち、海の道」で
『新たな西日本発見の旅』という名称がついている瀬戸内海を
中心にした3つのモデルコースがある。
その中の一つ新ゴールデンルートを紹介しよう。
関西空港に到着して
神戸から出発して 姫路、徳島,鳴門、淡路島、大歩危、祖谷、
高松、直島、琴平、小豆島、倉敷、しまなみ海道、
松山、内子、広島、宮島、岩国、萩、下関で
観光は終了になり最後は、福岡空港から出発となる。
ここは、ゴールデンルートはすでに見終わってリピーターとして
訪日する人たちが多く
台湾、中国、香港、タイの人達に人気のルートらしい。
以上主な3つのルートを紹介してきたが、広域観光周遊ルートには、
この他にも国土交通大臣に認定された北海道や東北、九州、沖縄などの
訪日観光客がよく訪れる箇所が記載されている。
広域観光周遊ルートを参考に物件選びに利用してみよう!
以下がその国土交通大臣に認定された観光庁から提供されているサイトだ。
出典: http://www.mlit.go.jp/kankocho/shisaku/kankochi/kouikikankou.html
JAPAN RAIL PASS とは、なに?|airbnbの体験とは?
JAPAN RAIL PASS(ジャパンレールパス)とは、日本政府が訪日外国人観光客を
対象に発行しているもので、殆どの乗り物が乗り放題だ。
このことから政府は、いかに外国人観光客の誘致に力を注いでいるかが理解できる。
airbnbの「体験」は、民泊仲介サイトのairbnbが最近考案したものだ。
いままでは、宿泊する場所のみを提供してきたが、この「体験」は、
現地のひとの趣味、特技を登録してゲスト(宿泊客)に提供するものだ。
JAPAN RAIL PASS とは?
ジャパンレールパス(JAPAN RAIL PASS)は、外国人が観光で
日本を訪問するときに購入できる特別企画乗車券だ。
海外に10年以上住んでいる日本人も利用可能だ。
在外公館からの必要な書類が揃えば期間限定付きで利用できるようになった。
また、特例として「アメリカ、ブラジル、カナダの方は、在留している国が発行する永住カード
(住んでいる国に10 年以上在留していることが記載されたものに限る。)」が確認書類として利用できるようだ。
これより以前に、利用資格の改変があり、海外在住の日本人の利用資格が2017年4月1日以降より外国人旅行客に限定され
日本国以外の旅券のみを有する方に限られてしまっていた。
しかし、最近になってJAPAN RAIL PASSの新利用資格が決定されたことにより、
海外在住邦人の購入資格要件が2017年6月1日より変更される旨が発表された。
これにより、期間限定されてはいるが、10年以上住んでいる海外在住邦人の方も条件付きで、引き続き
Japan Rail Pass(通称JRパス)を購入できるようになった。
- 日本国外での引換証の発売期間 は、平成 29 年6月1日~平成 32 年12月 31 日
- 日本国内での引換期間は、 平成 29 年6月1日~平成 33 年3月 30 日
それについての詳しい説明は、以下のサイトを参照してほしい。
出典:http://japanrailpass.net/about_jrp.html
このパスは、日本の滞在期間(7日、14日、21日)に応じて定められた基本料金を払うと
『のぞみ』、『みずほ』を除く新幹線、特急列車、急行列車、快速列車、普通列車のみならず、
バスやフェリー、東京モノレールも乗り放題だ。
グリーン車にも乗れるというからスゴイ!(もちろん料金は割高)
在外公館から6ヶ月以内の交付日の「在留届の写し」と「在留証明」が必要だ。
注意するべきポイントとして受付日付が10年以上前の在留届の写しと
10年以上前の年月日が記載された在留証明書の2点だ。
また日本国外で引換証を買う時や国内でパスへの引換を行うときは、
旅券と確認書類の提示が必要になる。
ただ訪日外国人観光客の利用資格には、在留資格などの諸条件が記載されているので良く確認してから利用してほしい。
私は、近い将来、日本列島全体が、主要観光地域になっていくのではないかと思う。
安全、確実なスピードを誇る新幹線の存在と外国人観光客に有利な特別企画乗車券である
鉄道、バス、フェリーが乗り放題の「JAPAN RAIL PASS」が一番の理由だ。
その他にもLCC(格安航空会社)の海外、国内における増加も外国人観光客を引き寄せる要因だ。
その他の理由としては、地政学的な理由だ。
四方を海に囲まれている島国日本は、
地震や台風などの自然災害が多いが、大陸続きの国と比べると治安は、良い。
国土の約7割が山地であり、また四方を海で囲まれているため、
海の幸、山の幸が豊かで地域ごとに特産物を使った料理が堪能できる。
実際、ご当地グルメや季節の料理を味わうために旅行に来ている訪日観光客もたくさんいるようだ。
また四季にも恵まれ自然豊かで景勝地もたくさんあり、
その地域の文化、伝統芸能などユニークなものが各地域に存在している。
airbnbの体験とは?
宿泊場所のみを提供していたairbnbで新たに設けられた「体験」では、
地元で暮らす人が自分の持っている趣味や特技を登録できるシステム。
空き部屋や物件を持っていなくても自分の特技や趣味をいかして仕事ができるのだ。
そしてゲスト(宿泊客)は、「体験」を登録しているホストから
ローカルな体験を経験することができるのだ。
ホストは、自分で企画したり、案内したり思いのままに計画できるのである。
それでは ホストは、どんなことを教えてくれるのかというと例えば
※この場合のホストとは、「体験」のホストをさす
- 地元の山を案内して森林浴や山菜取りなどを教えてくれる
- お茶の点て方を教えてくれる
- 郷土料理講習会を開いてくれる
- 徳島県の阿波踊りや山形県の花笠おどり、秋田県の西馬音内の盆踊りなど各地特有の盆踊りを教えてくれる
これを習った外国人観光客は、ただ見物しているだけでなくお祭りに参加したりもできるだろう。
このように、訪日観光客は、「体験」を通して人々と交流しながら
日本の文化、伝統芸能に触れられ、忘れがたい思い出を作ることができるだろう。
まとめ
政府は、東京オリンピックに向けて観光立国日本をめざしている。
そのための有効な手段として訪日外国人観光客向けに
乗り放題の「JAPAN RAIL PASS」を発行している。
2020年までの目標3000万人から上方修正して4000万人にした。
オリンピック後の2030年には6000万人を目標としている。
広域観光周遊ルートを見て頂くと
分かるが、北は、北海道から南は、九州、沖縄まで
首都圏ばかりでなく
日本列島全般にわたりモデルコースが網羅されている。
訪日観光客に1番の人気は、元のゴールデンルート。
現在は、関東圏と関西圏に分けられてモデルコースが組まれている。
2番目は、「昇龍道」と呼ばれている中部地方のドラゴンルート。
3番目は、新ゴールデンルートの瀬戸内海を中心にした3つのモデルコース。
近い将来、日本列島全体が、主要観光地になっていくことだろう!
民泊仲介サイトaibnbの「体験」に登録すれば、地元で観光客を相手に自分の趣味、特技をいかして
教えることができ、国際交流ができる。
あなたは、民泊サービスをしながら、国際交流の親善大使的役割を担うことができるのである。
これからは、新幹線やLCCなどの交通機関の利便性と「JAPAN RAIL PASS」、
airbnbの「体験」などを武器に九州や沖縄、東北、北海道などのあらゆる地域に訪日観光客が訪れることだろう。
民泊物件を選ぶ場合は、広域観光周遊ルートを参考にして民泊許可物件を選んでいこう!