AirBnb(エアビーアンドビー)でホストが不慮のアクシデントにあったらどうすればよいの?
こんにちは、カマルです。
いつもブログを訪問して頂きありがとうございます。
Airbnbでホストが宿泊場所を提供してゲストに民泊サービスを
していると平穏無事にトラブルがなく運営できるといいのだが、
思いがけないアクシデントにあったりすることもある。
日本には他国にない設備(ウオッシュレット、お湯張りのできるお風呂)
などがあり、また言語、文化、習慣の違うゲストを
世界中から迎えているからね。
そういう状況下では、トラブルが発生するリスクは、少なからずあるだろう。
では、万が一ホストが、ゲストにより、モノを破損、汚損、盗難の被害に
あったらどうすればよいのだろうか?
万が一のために損害保険に入っておこう!
コンテンツ
結論から言うと損害保険に入っている方が安全だ。
居住型ホスト(ホームスティ型)の場合は、ホストは、
『住宅保険』に、加入しておこう。
非居住型ホストで、賃貸物件をゲストに提供している場合は、
『賠償責任保険』に加入しておくことが必須だ。
オプションの家財保険についても調べておいたほうがいい。
何故なら賃貸借契約をしていない名義人(宿泊客)
が起こした損害に対して保険がおりるかどうかは、
保険会社により差異があると思うからだ。
2018年3月の現在の段階では、住宅宿泊事業法(民泊新法)
がまだ施行されていない、また日本の損害保険制度が民泊ゲスト
に対しても同じ効力を発揮するのかどうかは、保険会社により違うと思う。
保険会社とよく相談していざゲストにより損害事故が
起きたときに困らないように調べてから契約しよう。
Airbnbの「ホスト保証」、「保証金」とは?
実は、Airbnbにも「ホスト保証」制度はあるのだ。
しかも保険料なしの1億円の補償だ。
『な~んだ、それなら損害保険に入れなんて言うなよ』
などと思われたかもしれない。
ここで注意してほしいのは、airbnbの本来の仕事は、ゲストとホストの仲介役に過ぎない。
ゲストによる家財道具やwifiの破損、盗難には通用しないということ。
あくまでも仲介役という立場だ。
「ホスト保証」は、「住宅保険」や「賠償責任保険」ではない
絵画、骨董品、貴金属製品などの高価なものは、盗難にあっても
「ホスト保証」の対象にはなっていないので気を付けよう。
そのような価値のあるものは、ゲストの目に触れる場所や
部屋には置かないようにしよう。安全な場所に保管しておく方がいい。
「1億円保証」と謳っているが、その時の被害の状況により
簡単に保険がおりる時とおりない時がある。
もちろんホスト側では、保険料を払っているわけで
はないので、なにも抗議はできないのだが。
では、具体的な例をあげてみよう。
例えば、ゲストが誤ってwifiルーターを破損したとしよう。
被害の責任がゲストにあるとAirbnb側が判断したとする。
その時に、ホストが「ホスト保証」による補償をお願いしても
Airbnbからは、保険金は、おりないよ。(汗)
損害賠償責任は、ゲストにあるので、
ゲストがホストと話し合いして解決しなければならない。
もし和解できない時は、
警察に届け出るようにAirbnbでは、勧めているのだ。
またもう一つ申請するときの注意点として
ゲストが問題を起こした時の、Airbnbへの申請期限がかなり短い。
「ゲストのチェックアウトした日から14日以内」
または「次のゲストがチェックインするまでのいずれか早い方まで」
というなかなか手厳しい規則なのだ。
つまり被害が起きたその日に新しいゲストが到着するという場合は、
その日のうちに急いでゲストに連絡を取るのが、難しいときもある。
例えばゲストが飛行機に乗ってしまって
連絡が取れない時はどうするのかという不安がある。
またホームスティ型だとゲストのチェックイン後、
被害をすぐ確認できるが、
家主不在型民泊では、業者が部屋を
掃除しに来て始めて確認されることになるから
次にチェックインするゲストを控えているときは、大変だ。
1万円未満の損害には、「保証金」を設定しよう!
そして、ここにまたもう一つの大きな壁があるのだ。
それは、ゲストが、外国人であり、旅行者であること。
もしかしたら
その日のうちに外国へ飛んでしまう
というリスクがあるのだ。
そしたら和解もできず損害賠償責任も
スルーされてしまう危険性がある。
そのときは、Airbnbが仲介役を担ってくれるそうだが、
ゲストが被害を弁償してくれるかどうかは保証されていない。
もしかして、悪いゲストで自分の非を認めなかったらどうだろう。
かなりの数の証拠書類を集め、ゲストに連絡し話し合い、
決められた期限までに申請して始めてAirbnbが動いてくれるのだ。
それだけではなく「ホスト保証」をAirbnbに請求する際には、
その家財道具を壊したゲストとホストのやり取りを
Airbnbが閲覧するのに同意しなければならない。
ゲストに損害を弁償してもらうために
このような非常に大きな労力が必要だから、
かなり精神的に参ってしまいそうだ。
それが1万円未満の被害の規模が小さいものだったら「保証金」
をつけた方が解決策として安全だし、面倒な手続きも必要ない。
wifiルーターを壊されたとかゲストが間違って持ち帰ったときには、
難しい手続きなしに「保証金」で確実に弁償してもらえるのだ。
「保証金」の設定の仕方
リスティングに「保証金」を設定するには、自分の物件の
「リスティングを管理」のページを開き、「料金設定と諸条件」
の項目で保証金を追加する。
早急な設定が必要な時は、「ホスティング」タブからも設定できる。
「保証金」の金額は、1万円位が妥当だ。
「保証金」を設定したらゲストからのリクエストがこないのではないか?
それは、心配ない。海外では、「保証金」を設定するのが当たり前のようだ。
ホテルの場合は、フロントでチェックインするときに、
保証金(デポジット)を払うが、Airbnbの場合は、少しそれとは異なる。
予約をオンラインで決済するときには、払わなくてもよい。
チェックインしてから万が一損害が起きた場合に限り、
ホストから請求が来て始めて損害分を払うことになる。
賠償支払い請求額が1万円以上のときは、「住宅保険」「賠償責任保険」を使おう!
被害規模が1万円以上であれば、「住宅保険」「賠償責任保険」を
使うのが一番労力の少ない手っ取り早い解決策だ。
しかし、保険が下りなかったらどうすればよいか?
ゲストと和解して弁償して
もらうように交渉しよう。
交渉がうまく行かなかったら証拠書類を
集め警察に届け出して、
同じ書類をAirbnbにも届けなければならない。
決められた期間に、
Airbnbに「保証支払い請求フォーム」を提出しよう。
証拠書類は、できるだけ沢山集めると
支払い請求も早くやってもらうことができる。
損害額が、300ドル以上なら必ず警察に被害届けを出そう!
このようにAirbnbの1億円の「ホスト保証」の対象となる損害補償は、
あくまでも、ゲストに損害賠償金を払ってもらう手助けを
してくれる立場と理解しておけば間違いないだろう。
Airbnbでは、最悪、ゲストと和解が成立しない場合は、
警察に被害届けを出すように進めている。
その被害額が300ドル以上の損害が出たときは、
必ず警察へ届けるようにAirbnbでは進めている。
被害状況がわかる証拠物件をホストとゲスト双方から用意しておく。
例えば被害を受けたモノの写真、動画、領収書、モノの所有者を証明できるもの、警察への
被害届の書類、破損したモノの金額、価値などできるだけ
たくさんの証拠書類を集めて「支払い請求フォーム」と一緒に提出する。
それから申請できる期間にも注意しよう。
14日以内か次のゲストのチェックイン前に限る。
その申請期間を過ぎれば申請は拒否されるから十分気をつけよう。
証拠書類がないと請求フォームを提出しても
Airbnbで認めてくれないので気をつけよう。
Airbnbの「ホスト補償保険」とは?
転んで怪我をしたとか家財道具が壊されたとかで
第三者にホストが賠償請求されたときに第三者の被害を補償するものだ。
実例を挙げると
ゲストがトイレの使用を間違いトイレを壊してしまった。
お風呂場が水浸しになって隣のアパートの寝室に水が浸入した。
そのため隣のアパートの住人から損害賠償を要求された。
このような例では、被害者は、バスルームが破損したので
ホストにあたる。これは、「ホスト保証」が適用されるが、
隣のアパートの寝室が水浸しになったので被害者は、
隣人になりホストに賠償責任がある。
このような第三者からの賠償請求が求められたときに
「ホスト補償保険」が適用になる。
まとめ
「ホスト保証」は、「住宅保険」や「家財保険」
と同じ保険ではないことを理解しておこう!
「1億円保証」と謳っているが、その時の被害の状況により
簡単に保険がおりる時とおりない時があるようだ。
損害賠償責任は、ゲストにあるので、
ゲストがホストと話し合いして解決しなければならない。
もし和解できない時は、
警察に届け出るようにAirbnbでは、勧めている。
万が一ゲストが損害を弁償したくない場合は、
証拠書類を集め警察に被害届を出し
またそれと同じ書類をAirbnbにも提出する。
そこで初めて「保証支払い請求フォーム」を提出できるのであるが
申請期限を守らないと受理されないから気をつけよう。
「保証金」は、是非マニュアルに追加しておこう!
ホームスティ型だとゲストのチェックイン後、
被害をすぐ確認できるが、
家主不在型民泊では、業者が部屋を
掃除しに来て始めて確認されることになるから
「保証金」を追加しておくと安心、安全だし
面倒な手続きを踏まなくてもよい。
「保証金」の金額は、自由につけられるのだが、
1万円あたりが妥当だ。
損害賠償責任があるゲストとホストのやり取りは、
Airbnbがエアビーのプラットフォームで
監視されることも理解しておこう。